2019.11.11
金属班インタビュー
お読みいただきありがとうございます。記念すべき初回のインタビュアーは加入間もない営業の道政さん、インタビュイーは金属加工を担当するベテラン技術者、下山さんです。
道政さんはつい先日三研営業部のメンバーに加わりましたが、脅威のスピードで結果を出しています。下山さんからあまり公にしたくない情報を引き出してしまうなど、その能力の高さが随所に見えます。
ぜひ、最後までご覧ください。
【道政】金属加工にかかわって何年目ですか?
【下山】金属加工は21年目、三研工業に入って2年目です。
【道政】かなり金属加工のキャリアは長いんですね!
社会人になって初めて就いた仕事がこの業界ですか!?
【下山】いや、そんなことないよ。
最初は運送業や型枠大工、水道工事、警備員などいろいろやっていました。
で、知り合いの紹介で、この業界に入りました。
当時はITブームだったので、CADなどに興味を持ったんですよね。
でも今までの仕事はどれもそうだったから、最初はすぐに極められるだろうと思っていたんですよ。そうしたら意外と奥が深くて、いろいろと試行錯誤していたら、いつの間にか21年もやっているという感じです。
【道政】確かにこの業界は奥が深いですよね・・・私も下山さんと職種は違い、営業ですが、入社してから学ぶことばかりです!
三研工業に来るまでは、どういった経験をされましたか?
【下山】最初は金型の製作にかかわりました。当時は五軸とかもなく、放電加工が主流だったので、放電加工をメインにやっていました。
【道政】そうなんですね!放電加工とマシニングで加工できるものの違いは、どういう違いがありますか?
【下山】例えば四角い穴があったとして、マシニングだと、工具が回転して絶対にRが残るよね。これを角にしてほしい、と言われると放電加工が適していますね。放電加工は電極で角を出していく。工具で削って、残った角を放電加工でやることも多いです。
【道政】なるほど・・・。形状によって加工方法も使い分けているんですね。
【下山】その後はペットボトルを作る金型を作っていました。ドロッとしたチューブを流して空気を中に入れると、ペットボトルの形になるんですよね。
【道政】ペットボトルって、そのように作られているんですね!知らなかったです。。。
【下山】それで、三研工業に入ったのが2年前です。三研工業は試作屋なので金型ではなく部品の製作が多いですね。
【道政】現在、三研工業として得意な材質や、依頼の多い材質はありますか?
【下山】薄物のアルミとかは得意です。三研工業の場合、樹脂屋から始まっている分、樹脂を使うことで、薄物も安く確実に加工することができます。
詳細は企業秘密で書けないのですが・・・。ふつうは加工する際に、薄ければ薄いほど盛り上がってしまったり、はさみしろが必要だったりというのがあります。他の業者さんは違った加工をするので、入社してびっくりした点のひとつですね。
【道政】なるほど、、、それはアピールポイントになりそうですね。メルマガにかけるぎりぎりまで教えてもらえますか?
【下山】うーん。○○の上に○○で○○して加工をしています!
【道政】なるほど!実際に方法を聞くと、違いが明確ですね!確かにお客さんに、薄い部品を頼まれるときに、「これは板金で作るよ?」と聞かれるんですが、加工者に相談すると、「うちだと切削でやるよ!」と言われるんですよね!
【下山】そうそう。他社が板金で加工しているものも、うちだと切削でできる。そうすると試作品で個数が少なくても対応できるし、寸法や精度も切削で加工した方が確実に出る。
【道政】メルマガに書きたいところですが、、、さすがに全体に公開できないので、聞かれたお客さんには、こっそりお話ししちゃってよいですか?
【下山】そうだね。
表向きには書けないですが、興味があれば聞いてみてください。でも真似しようと思っても、うちが40年以上樹脂屋でやっていて、大量買いもできるしストックもあって、かなり安く樹脂を仕入れられるから出来ることなんですけどね。なので薄物は、他のところと比べて安いね、と言われることは多いです。バキュームで引っ張ったり、設備で何とかすると高くなるけど、うちだとその設備がいらない分安くできるんです。
【道政】このような違いを、さまざまなケースで聞くことがあるんですが、このような工夫や試行錯誤が、価格の違いや精度の違いにつながっていることがわかりました。具体的な例で説明しないと伝わらない部分でもあるので、営業担当として、加工者のこういった試行錯誤を伝えていこうと思いました。本日はありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。道政さんのスキルによって、ここに書いていいのか微妙なことまで掘り下げられていました。下山さんが最後におっしゃっていた試作屋独自の技術についてのお問合わせは、下のボタンから可能です。皆様のお問い合わせをお待ちしています。
道政さんはつい先日三研営業部のメンバーに加わりましたが、脅威のスピードで結果を出しています。下山さんからあまり公にしたくない情報を引き出してしまうなど、その能力の高さが随所に見えます。
ぜひ、最後までご覧ください。
【道政】金属加工にかかわって何年目ですか?
【下山】金属加工は21年目、三研工業に入って2年目です。
【道政】かなり金属加工のキャリアは長いんですね!
社会人になって初めて就いた仕事がこの業界ですか!?
【下山】いや、そんなことないよ。
最初は運送業や型枠大工、水道工事、警備員などいろいろやっていました。
で、知り合いの紹介で、この業界に入りました。
当時はITブームだったので、CADなどに興味を持ったんですよね。
でも今までの仕事はどれもそうだったから、最初はすぐに極められるだろうと思っていたんですよ。そうしたら意外と奥が深くて、いろいろと試行錯誤していたら、いつの間にか21年もやっているという感じです。
【道政】確かにこの業界は奥が深いですよね・・・私も下山さんと職種は違い、営業ですが、入社してから学ぶことばかりです!
三研工業に来るまでは、どういった経験をされましたか?
【下山】最初は金型の製作にかかわりました。当時は五軸とかもなく、放電加工が主流だったので、放電加工をメインにやっていました。
【道政】そうなんですね!放電加工とマシニングで加工できるものの違いは、どういう違いがありますか?
【下山】例えば四角い穴があったとして、マシニングだと、工具が回転して絶対にRが残るよね。これを角にしてほしい、と言われると放電加工が適していますね。放電加工は電極で角を出していく。工具で削って、残った角を放電加工でやることも多いです。
【道政】なるほど・・・。形状によって加工方法も使い分けているんですね。
【下山】その後はペットボトルを作る金型を作っていました。ドロッとしたチューブを流して空気を中に入れると、ペットボトルの形になるんですよね。
【道政】ペットボトルって、そのように作られているんですね!知らなかったです。。。
【下山】それで、三研工業に入ったのが2年前です。三研工業は試作屋なので金型ではなく部品の製作が多いですね。
【道政】現在、三研工業として得意な材質や、依頼の多い材質はありますか?
【下山】薄物のアルミとかは得意です。三研工業の場合、樹脂屋から始まっている分、樹脂を使うことで、薄物も安く確実に加工することができます。
詳細は企業秘密で書けないのですが・・・。ふつうは加工する際に、薄ければ薄いほど盛り上がってしまったり、はさみしろが必要だったりというのがあります。他の業者さんは違った加工をするので、入社してびっくりした点のひとつですね。
【道政】なるほど、、、それはアピールポイントになりそうですね。メルマガにかけるぎりぎりまで教えてもらえますか?
【下山】うーん。○○の上に○○で○○して加工をしています!
【道政】なるほど!実際に方法を聞くと、違いが明確ですね!確かにお客さんに、薄い部品を頼まれるときに、「これは板金で作るよ?」と聞かれるんですが、加工者に相談すると、「うちだと切削でやるよ!」と言われるんですよね!
【下山】そうそう。他社が板金で加工しているものも、うちだと切削でできる。そうすると試作品で個数が少なくても対応できるし、寸法や精度も切削で加工した方が確実に出る。
【道政】メルマガに書きたいところですが、、、さすがに全体に公開できないので、聞かれたお客さんには、こっそりお話ししちゃってよいですか?
【下山】そうだね。
表向きには書けないですが、興味があれば聞いてみてください。でも真似しようと思っても、うちが40年以上樹脂屋でやっていて、大量買いもできるしストックもあって、かなり安く樹脂を仕入れられるから出来ることなんですけどね。なので薄物は、他のところと比べて安いね、と言われることは多いです。バキュームで引っ張ったり、設備で何とかすると高くなるけど、うちだとその設備がいらない分安くできるんです。
【道政】このような違いを、さまざまなケースで聞くことがあるんですが、このような工夫や試行錯誤が、価格の違いや精度の違いにつながっていることがわかりました。具体的な例で説明しないと伝わらない部分でもあるので、営業担当として、加工者のこういった試行錯誤を伝えていこうと思いました。本日はありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。道政さんのスキルによって、ここに書いていいのか微妙なことまで掘り下げられていました。下山さんが最後におっしゃっていた試作屋独自の技術についてのお問合わせは、下のボタンから可能です。皆様のお問い合わせをお待ちしています。